アクワイア
3DSで「カルドセプト」っていうゲームがありまして、それにハマっていた時期がありました。
カルドセプトはいわばデジタルならではのボードゲームで、プレイヤーそれぞれがマップの上を移動して自分の陣地を広げていって、相手が自分の陣地に止まったら通行料がもらえ、お金を払えないときは相手を倒して土地ごと強奪したり。
遊戯王みたいにそれぞれが違う山札を持ち寄って遊ぶのでプレイヤーごとに戦法も変わるのがまた楽しくって。
決まった金額のお金を稼いだ状態でゴールした人が勝ちっていうルールで、それぞれいろんな手段でトップを目指す、何度も遊べるゲームでした。
そのカルドセプトで、戦い以外で相手に勝つ手段として株券があったのです。
マップのマス目に森とか水とか属性の種類ごとの株券があって、同じ属性のマスが増えたり、属性を強化するごとに価値が上がっていくので、育てきったところで一気に売るのがとても気持ちよかったです。
何を隠そう私のいちばんの勝ちパターンが株券で稼ぐこと(2ばんめの勝ちパターンはケルピー!)で「株券のマリア」と呼ばれ恐れられていたものです。
なので、会社の人たちと行ったカフェで「アクワイア」という株ゲームを紹介された時に「株券のマリア」としては正直負ける気がしなかったのです。
ルールを聞いた時も「え、それだけ??」っていうくらい簡単だったし。
特に「ワードバスケット」でシモネタねじこんできた主任には絶対まけない!
…そう意気込んでゲームを開始したのですが、結果は2位でした。しかも主任が1位。
たしかに株ゲームなんだけど、M&Aのゲームでもあるんですよね。会社の合併はカルドセプトには無い要素だったので理解するまでちょっと出遅れました。
それにアクワイアにはケルピーもいなかった。ケルピーいたら絶対勝ってたのに。
2位になったのは本当に悔しかったんですが、同時にボードゲームにすごく夢中になりました。タイルをひとつ置いて株券を買うだけ、こんなに簡単なルールなのにすごく悩ましいのに感動しちゃったのです。それからボードゲーム中心に遊ぶようになって、いまではミニチュアゲームまで遊ぶようになってしまいました。
いまでも時々アクワイアをあそびます。
ルールの説明が簡単なのではじめやすいし、なにより私のきっかけになったゲームなので。
勝率は30%くらいなので「株券のマリア」はもう返上ですね。やっぱりケルピーがいないと。
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