マリフォー3e マスター紹介/オフィーリア


グレムリンたちにも天才と呼ばれる人が現れることがあります。オフィーリアもそのようなグレムリンの一人で高い知性に恵まれていましたが、彼女の知性は意外な方向で発揮されます。グレムリンの駆除に乗り出してきたあのオルテガファミリーに対し武装蜂起したのです。いかにもグレムリンらしい稚拙な突撃を繰り返すのではなく、彼女は敵の戦闘を分析し、取り入れ、失敗から学び、少しずつ、しかし着実にオルテガをバイユーの地から追い出していきます。その過程で彼女の元にはひとりまたひとりと勇敢なグレムリンたちが集い、ラクロアファミリーは大きくなっていきました。ついにはラクロアがオルテガのキャンプを襲撃、ペルディータの帽子をみごとに奪ったとき、オフィーリアはグレムリンの英雄となったのです。


オフィーリアたち「KIN」のモデルは射撃戦を中心とした戦闘寄りのクルー。基本の戦闘力自体は平均レベルですが、2つの共通アビリティで自分よりも大きな敵(文字通りに!)に対するボーナスがあること。および5種類の武器アップグレードを駆使したオフィーリアのパワーアップが特徴です。

まず共通アビリティのひとつ「FLINCH/尻込み」について。
FLINCHもちモデルがなんらかの攻撃を受ける時、相手のスタット(攻撃の基礎値)がこちらの防御力(DfやWp等どのステータスで受けるのか攻撃によって変わります)よりも高いならばシールド+1を得てよい、というもの。
「攻撃の対象になった時」に発動するため、そのまま被ダメージが1軽減されますし、うまく攻撃を回避できたとしてもシールドは貰うことができます。

もうひとつのアビリティ「THE BIGGER THEY ARE」は自身よりもサイズの大きいモデルとの判定(攻撃に限らないところに注目)の際、こちらの判定値が1点プラスされます
オフィーリアたちを含むバイユーのモデルはサイズ1が基本ですが、そのほかのファクションだとサイズ2以上が基本。サイズを使って「同族に敵対するものへ立ち向かう」フレーバーをうまいこと表現しているのがおもしろいですね。

オフィーリアのボーナスアクション「ARMING UP」を使うと5種類の武器アップグレードの中から1枚を自身に装着することが可能です。
武器アップグレードはどれもレンジ攻撃になっていてブラスト効果がついていたり、ショックウェーブ効果だったり、条件次第で高ダメージを叩き出す効果だったり、バラエティに富んでいます。状況に応じてどれを装着するか楽しく悩めそうですね。
残念ながら使いきりなので該当のアクションを使ったら捨てることになりますが、この武器アップグレードを捨てる際になぜか、6インチ以内にいるモデル1体に1点ダメージを与える(武器を思い切り投げつけてる??)という追加効果があり、思わぬダメ押しになるかもしれません。
もうひとつ、この武器アップグレードは装着していると防御にも役立ちまして、装着中にダメージを受けるとき、このアップグレードを捨てることで1点のアーマー効果をもらえます。この効果でアップグレードを捨てた時も周囲6インチへの投げ捨てダメージが発生するのでうまいこと使っていきましょう。

アップグレードの攻撃は使い捨て、と言いましたが、オフィーリアの攻撃にはマスクトリガーで「追加で武器アップグレードの攻撃をして、手札を1枚捨てるかそのアップグレードを捨てる」というのがあり、うまくすればアップグレードを維持したまま大ダメージが叩き出せてしまいます。さすが天才ですね。

この武器アップグレードはオフィーリアだけでなく、じつはトーテムのヤングラクロアたちも扱うことができ、自身またはオフィーリアに装着することができるのですが、ヤングラクロアたちが武器アップグレードに記載の攻撃を使用する場合はスタット(判定値)が2も下がってしまうのでかなり当てにくくなってしまうかもしれません。
ヤングラクロアはオフィーリアに武器を供給する役とわりきってしまうのもいいかも。

もうひとつ、オフィーリアで注目のアクションが「WITH MY EYES CLOSED」。
周囲5インチ内の敵モデルに目標値14のDf判定を迫り、失敗すれば2ダメージを与え、同時に範囲内の味方KINモデルにはシールド+1を与えます。目標値14はなかなかハードルが高いので相手がチートして手札消費してくれるのも期待できそう。

オフィーリアは射撃攻撃に対する防御時にマスクのスートを出していると、その敵に対して即撃ち返すことが可能です。先ほどのWITH MY EYES CLOSEDも含めて考えるとほどほどに敵に囲まれたほうが真価を発揮するモデルなのかもしれません。


フランコイズは戦闘系のヘンチマン。
フランコイズはアクティベーション中「最初のデュエルには無条件でラムのスートをつける」というレアなアビリティを持っていて主にダメージを伸ばすことに使えます。また、「GREMLIN MENACE」アクションで6インチ以内の敵モデルにAdversary(KIN)という弱体状態(この状態のモデルに対してKINモデルが攻撃をするとき判定時プラス1枚ボーナス)を与えつつ、そのモデルに向かって他モデルをすり抜けつつ6インチプッシュが可能です。このアクションにもラムトリガーが用意してあり、トリガーにより即攻撃が可能です。
さらにFLURRYアビリティも持っているので手札を1枚捨てることによってさらに攻撃が可能! もちろんレンジ攻撃も持っていますが、フランコイズはメレー攻撃のほうが得意な切込隊長といった感じですね。


ミニオンはラクロアレイダーズ。こいつのレンジ攻撃は、攻撃ターゲットにカバーやコンシールメントが発生していないならばプラス修正で攻撃できる、というアビリティもち。イヤらしいタイプ。
さらにこいつは2種類のボーナスアクションを持ち、1つは手札が相手プレイヤーよりも少ない場合は1枚ドロー。もうひとつは1点ダメージを受けることでフォーカス+1&3インチのプッシュ移動が可能です。初期ミニオンのわりには結構便利な性能をしていますね。



まとめ

オフィーリアの天才っぷりが目立つクルーですね。射撃クルーではありますが腰の重いスタイルではなく、ヤングラクロアをお供につれたオフィーリアを大胆に押し出してグイグイ制圧していく感じのプレイングが楽しそう。アップグレード駆使の側面もありますが、ほぼオフィーリアにアップグレードが集まるようなシステムなのでアップグレードの管理に苦手意識がある方でも触りやすいクルーではないでしょうか? かわいくて強い女の子がすきなあなたにぜひオススメのクルーです。





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