Malifaux3e マスター紹介/サンディープ
ギルドの対抗勢力アルカニストのマスター、サンディープ。
サンディープはギルド統治下のインドで生まれた、おおくの孤児の中のひとりでした。
寺院で育てられた彼は多くの書物を通して魔術の素質を開花させ磨いていきます。
しかし彼の生活は、ギルドにより師匠が逮捕されたことで終わりを告げてしまいます。その日、師匠の残したガダを手にした彼は精霊バナスヴァを解放しました。
その後、サンディープはアルカニストの要請を受け魔術の教師としてマリフォーにやってきます。彼は教師として優秀で生徒を見事に導きます。
サンディープは彼の教え子たちが平和に暮らせる世の中をつよく望んでいます。ですが、同時にこの街を支配するギルドのやり方もよく知っているのです。
サンディープのキーワードは「ACADEMIC」(Malifauxでは各マスターにキーワードが設定されており、同じキーワードを持つモデルは相性がよく編成しやすい。)ですが、サンディープ自身はキーワード「ELEMENTAL」のミニオンを召喚できる召喚マスターであり、イメージ的にはキーワードを2つ持っているような感じです。
そういう意味では関わってくるモデルの範囲が広く、ヘビーな買い足しにつながるので初心者にはちょっと辛いかもしれません。
ACADEMICモデルの特徴はコンセントレート(集中)アクションにおまけ効果がつくこと。
効果はモデルごとに異なり、付近の敵モデルに1ダメージを飛ばしたり、シールド(使い切りのダメージ軽減)+1だったり、2インチのプッシュ移動ができたり、とささやかな効果ばかりですが、コンセントレート自体がカードめくりの判定時にプラス修正がつけられるようになるという有能なアクションなのでお得感があります。
さらに、本人だけでなく、周囲6インチ以内の味方ELEMENTALモデルのコンセントレートでもおまけ効果が誘発するので、配置によっては同時にいくつも効果が発生して気持ちいいです。
コアボックスに入っているELEMENTALモデルはトーテムのバナスヴァだけです。
が、先述のようにサンディープはELEMENTALミニオンを召喚できますので、何体かELEMENTALモデルを配置できるとぐっと相乗効果が高まります。
ひとつくらいはELEMENTALミニオンの買い足しをオススメします。
サンディープが召喚できるELEMENTALミニオンについて。
対応しているミニオンは5種類で、
コスト4のアイスガーミン、ファイアガーミン
コスト5のメタルガーミン、ポイズンガーミン
コスト6のウィンドガーミン
この中から、ターンに1度、すきな組み合わせで2体までの召喚が可能です。
ガーミンたちはどれもHPおよび攻撃力は低めですが、インタラクトアクションが可能なのが嬉しいところ。
Malifauxプレイヤーたちは、スキーム達成要員のことを「スキームランナー」と呼んだりしますが、ウィンドガーミンはスキームランナーとしておすすめ。Mv6のフライトとリープ持ちですので単独で18インチの移動が可能です。
また、アイスガーミン、ファイアガーミン、メタルガーミンは独自の能力を持っていて、おなじ種類のガーミン3匹が集まることで合体、それぞれ上位のゴーレムに融合進化が可能です。単純に戦闘能力が上がるため戦闘系のストラテジーへの対応力が上がります。
ポイズンガーミンは、サンディープのアクション「AETHERIC DETONATION」で輝きます。このアクションは味方ELEMENTALを自爆させるアクションで、自爆させた周囲3インチの敵モデルに2ダメージを与えるのですが、ポイズンガーミンは自爆するときに、自身の死亡時効果で2インチ以内の敵モデルに1ダメージとPoison+1を与えます。アーマーなどのダメージ軽減を持っていない相手だと合計で3ダメージとPoison+1を確定で与えるため、とても強い動きになります。
自爆の殺傷力が上がってとてもたのしいです。
サンディープはACADEMICのモデルとも特別なシナジーがあります。
サンディープから6インチ以内にACADEMICのモデルがいる時、メレー攻撃以外のアクションをそのACADEMICモデルを通じて実行可能です。
曲がり角の先などで本人からは見えない位置の敵を、角に立っている手下を通して攻撃する。といったことが可能になりますし、インタラクトアクションも対応しているので遠隔でスキームマーカーを置くなんてこともできます。
コンセントレーションのボーナスや味方経由の攻撃を有効的につかえるよう、ACADEMIC、ELEMENTALのフォーメーションを展開するのがサンディープのたのしみだと思います。
そしてそのフォーメーションに彩りを加えるのが、ヘンチマンのクドラとトーテムのヴァナスヴァです。
クドラは強襲型のヘンチマンで、まずチャージの回数制限がありません。Fastがついていれば3チャージが可能です。
毒付与&デフォルトで連続攻撃となるメレー攻撃を持ち、トリガー次第でブラスト(爆炎による周囲への追加ダメージ)がつくレンジ攻撃を持っています。
また、ボーナスアクションでは敵モデルをMvぶん任意の方向に動かすことが可能で、これが地味に重宝します。
敵モデルに攻撃をされた時は、バタフライジャンプが発動してふわりと脱出することが可能です。
トーテムのバナスヴァはELEMENTALかつACADEMICのモデルで、彼がコンセントレーションをすると、アイスピラー(物理的な障害物)かパイロマーカー(踏むとダメージを受けるダメージゾーン)のどちらかをその場に生み出すことが可能です。
ボーナスアクションでは味方のELEMENTALモデルにボーナス以外のアクションをさせることが可能です。これは自身も対象にとれるため、使い方によっては1ターンに3移動なんてことも可能です。
そして、バナスヴァの最もイケてるアクションが「TOSS」。
これはサイズ2以下のモデルをひっつかんで、最大10インチ先まで投げ飛ばすアクションです。味方の進軍に使うもよし、敵モデルをひっぺがすのもよし。
こういう応用の効くアクションはゲームを深化させるのでだいすきです。
まとめ
サンディープたちは真価を発揮するには準備したいモデルの数が多く、主にお財布面で初心者向きとは言えません。
ですが、ほかではあまり見ない純インド系のモデルは魅力ですし、ひ弱な精霊たちを駆使して総合力で戦局を切り開いていく感覚はとてもたのしいです。
ドイツサッカーがすきなあなたにオススメのクルーです。
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