Malifaux3e GGシーズン2/ストラテジー&スキーム


 
Wyrd社からエラッタと新しいストラテジー&スキームが発表されました!
例によって私見を交えながら予習していきたいと思います。
ちなみに、シーズン1のストラテジー&スキームはこちら

ストラテジーは前シーズンからシンボルズ オブ オーソリティとコラプテッド レイラインが残り、ターフウォーが復活、新たにブレイク ザ ラインが追加されました。

ストラテジー
トゥーム:シンボルズ オブ オーソリティ

初期配置のゾーンを決定したあと、ディフェンス側のプレイヤーから交互に、テーブルの自分側半分にストラテジーマーカーを4つ配置する。
・ストラテジーマーカーはコンシーリングおよびインパッサブル属性
・それぞれは少なくとも8インチ以上の距離をあけること

ゲーム中、味方のコントロールするモデルが敵側のストラテジーマーカーにベースコンタクト状態でインタラクトアクションをすることでそのストラテジーマーカーを取り除く。

ターン終了時、そのターン中に敵側のストラテジーマーカーを取り除いていれば1点を獲得。


クロウ:ターフウォー
初期配置のゾーンを決定したあと、テーブル上を4分割し、各エリアの真ん中とテーブル中央の計5箇所に中立のストラテジーマーカーを配置する。
・ストラテジーマーカーはHt5、ブロッキングおよびインパッサブル属性
・中立のほかに自軍側、敵軍側の状態があり、あるプレイヤーの自軍側状態は相手プレイヤーにとって敵軍側の状態である
・ベースコンタクト状態でインタラクトアクションをすることで状態が切り替わり、中立であれば自軍側に、敵軍側であれば中立に切り替わる

ゲーム中、味方モデルが敵モデルをキルした時、そのエリア(またはテーブル中央)のストラテジーマーカーひとつを敵軍側状態から中立に変えることができる。
・キルされたモデルが複数のエリアに跨っていた場合はキルした側がどのマーカーを変えるか決める。

ターン終了時、自軍側状態のストラテジーマーカーの数がそれまでにこのストラテジーから獲得していた点数よりも多ければ1点を獲得する。

復活枠。今回のストラテジーでは殺し合い要素は薄くなりましたが、そのなかでもこれはまだ血なまぐさい感じがしますね。
キルによるストラテジーマーカーの変化は、あくまで「敵軍側→中立」の時だけなのでご注意ください。



ラム:コラプテッド レイ ラインズ
初期配置のゾーンを決定したあと、テーブル上を4分割し、各エリアの真ん中とテーブル中央の計5箇所に中立のストラテジーマーカーを配置する。
・ストラテジーマーカーはHt5、ブロッキングおよびインパッサブル属性

初期配置の後、各プレイヤーは味方のモデル一つに「ロードストーントークン」を持たせる。ゲーム中、 ロードストーントークンを持つモデルはプレイスが禁止される。

ロードストーントークンは、本人もしくは1インチ以内の味方モデルのインタラクトアクションによって6インチ以内の別の味方モデルに渡すことができる。
ロードストーントークンを持つモデルがテーブルから除外(キルやバリィなど)される時、最も近い味方モデル(LoSは無視する)に渡される。

各ターンの終了時、ロードストーントークンを持つ味方 モデルがベースコンタクトしているストラテジーマーカーを「クレーム」できる。
ストラテジーマーカーは複数のクルーによってクレームされてよい。
このストラテジーによってすでに獲得している点数よりも多 くのストラテジーマーカーをクレームしていたクルーは1点を獲得する。


マスク:ブレイク ザ ライン
初期配置のゾーンを決定したあと、ディフェンス側のプレイヤーから交互に、センターライン上にストラテジーマーカーを2つ配置する。
・ストラテジーマーカーはそれぞれ6インチ以上の距離をあけること
・マーカーはコンシーリングおよびインパッサブル属性

ゲーム中、味方がコントロールしているモデルがストラテジーマーカーにベースコンタクト状態でインタラクトアクションをすることで現在の位置から2インチ離れたLoSのある場所にプレイスする。

ターン終了時、テーブルの敵側半分にあるストラテジーマーカーの数が、それまでにこのストラテジーから獲得していた点数よりも多ければ1点を獲得する。
・ストラテジーマーカーは敵側半分に完全に入っていなければならない
・センターラインから8インチ以上離れているマーカーは2つぶんに数える

新規追加のストラテジーですが、3版初期(シーズン0?)にあったコラプテッド アイドルズにイメージが近いです。体力が減らなくなったぶん血みどろ感がなくさわやかテイスティになりました。
相手のモデルをオベイして動かさす、はOKのようです。
マーカーはプレイス移動のため、いちばん距離をかせげる場所をモデルやマーカーで塞ぐのは地味テクとして有効かもしれません。



スキーム
1:ブレイクスルー

公開:ターン終了時、敵の初期配置ゾーン内にひとつ以上の味方スキームマーカーと味方モデルがあり、そのモデルの4インチ以内にLoSを持つ敵モデルがいなければ、公開して該当するマーカーひとつを取り除き1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、敵の初期配置ゾーンに3つ以上の味方スキームマーカーがあれば、マーカー3つを取り除いて1点を獲得してよい。


2:デトネート チャージ
公開:ターン終了時、おなじ敵モデルの2インチ以内に味方スキームマーカーが2つ以上あれば、公開して該当するマーカー2つを取り除き1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、おなじ敵モデルの2インチ以内に味方スキームマーカーが2つ以上あれば、該当するマーカー2つを取り除いて1点を獲得してよい。


3:ヴェンデッタ
ゲーム開始時、味方モデル1体(トーテム以外)と、それ以上のコストをもつ敵モデル1体(リーダー不可)を秘密裏に選択しておく。

公開:選択していた味方モデルのアクティベート終了時、このモデルが選択していた敵モデルにダメージを与えてヘルスを半分以下(しかしインプレイであること)にしていれば、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、選択していた味方モデルがインプレイで、選択していた敵モデルがインプレイでなければ1点を獲得する。

状況が限定的ですが、スキーム対象の味方モデルは「リプレイスされた時点」で権利を失いますのでご注意ください。敵モデルのほうはリプレイスされていても大丈夫なようです。


4:アサシネート
公開:ターン終了時、敵リーダーがインプレイでヘルスが半分以下であれば、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、敵リーダーがインプレイでなければ1点を獲得する。


5:クライム ジャンプ
ゲーム開始時、リーダー以外の味方モデル1体を秘密裏に選択しておく。

公開:ターン終了時、選択していたモデルがテーブルの中央から2インチ以内の場所で、そのモデルの3インチ以内にLoSを持つ敵モデルがいなければ、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、選択していたモデルがインプレイでヘルスが半分以上ある状態で、テーブル中央の2インチ以内にいれば1点を獲得する。


6:ヒドゥン マーターズ
ゲーム開始時、リーダー以外の味方モデル2体を合計コストが13以下になるよう、秘密裏に選択しておく。

公開:ターン終了時、このターン中に選択していたモデルのうち1体だけが敵がコントロールするモデルによってキルされていたならば、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、選択したモデルのうち1体だけがそれよりもコストの高い敵モデルにエンゲージされていて、ヘルスが半分以上あれば1点を獲得する。


7:デス ベッズ
ゲーム開始時、スキーム以外のマーカーの種類(X)をひとつ、秘密裏に選択しておく。

公開:味方スキームマーカーと(X)のマーカー、それぞれの2インチ以内で敵モデルをキルした時、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、テーブルの敵側半分にある(X)のマーカーの2インチ以内に味方スキームマーカーがあり、これが2セットあれば該当のスキームマーカー2つを取り除いて1点を獲得する。

新規スキームのひとつ。すみません、終了時のほうはかなりの意訳になっています。
リサーチミッションに似た感じなのであちらが消えたかと思ったら残ってました。両立もできそうな感じですね。例によって独自マーカーを使うクルーだと難易度が下がります。
最初のマーカーの種類指定のところでストラテジーマーカーを指定してもOKです。



8:キャッチ アンド リリース
ゲーム開始時に、味方ミニオンを1体秘密裏に選択しておく。

公開:ターン終了時、選択していたモデルが敵マスターもしくは敵ヘンチマンの1インチ以内にいてLoSがあり、ほかの敵モデルによってエンゲージされていなければ、公開して1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、選択していたモデルがインプレイで、テーブルの敵側半分にいて、敵モデルにエンゲージされていなければ、1点を獲得する。


9:レット ゼム ブリード
公開:ターン終了時、敵モデルのうちコストの大きいモデル上位2体(リーダーおよび召喚モデルは除く)のヘルスがそれぞれ最大値の半分以下になっている場合、1VPを獲得する。

終了時:ゲーム終了時、ヘルスが最大値の敵モデル(召喚モデルは除く)が1体以下の場合、1VPを獲得する。


10:アウトフランク
公開:ターン終了時、味方モデル2体がそれぞれ、センターラインの端とその反対端の3インチ以内にいて、その3インチ以内に味方スキームマーカーがあれば、公開して該当するマーカー2つを取り除いて1点を獲得してよい。

終了時:ゲーム終了時、味方モデル2体がそれぞれ、センターラインの端とその反対端の3インチ以内にいて、その3インチ以内に味方スキームマーカーがあれば、該当するマーカー2つを取り除いて1点を獲得してよい。


11:リサーチ ミッション
公開:ターン終了時、テーブル敵側半分に味方モデルが1体いて、その4インチ以内にLoSを持つ3つ以上の別々の種類のマーカーがある場合、公開して1VPを獲得してもよい。

終了時:ゲーム終了時、テーブル敵側半分に味方モデルが3体いて、それぞれが2インチ以内にLoSを持つ別々の種類のマーカーをもつ場合、1VPを獲得する。

「ストラテジーマーカーも対象にしてよい」というテキストが消えていますが、基本ルールのほうに補完されたため、従来通りスキームの対象にとって大丈夫です。


12:スプレッド ゼム アウト
公開:ターン終了時、テーブルの敵側半分にそれぞれが10インチより離れた3つ以上のスキームマーカーを持つ場合、公開して該当するスキームマーカー3つを取り除いて1VPを獲得してもよい。

終了時:ゲーム終了時、テーブルの敵側半分にそれぞれが10インチより離れた3つ以上のスキームマーカーを持つ場合、該当するスキームマーカー3つを取り除いて1VPを獲得してもよい。


13:ベイト アンド スイッチ
ゲーム開始時、リーダー以外の敵モデルを1体、秘密裏に選択しておく。

公開:ターン終了時、選択したモデルがテーブルの自分側半分の、センターラインから4インチ以上離れた場所にいて、その4インチ以内に味方スキームマーカーがあれば、公開して該当するマーカーを取り除いて1点を獲得する。

終了時:ゲーム終了時、あなたの初期配置ゾーンにいる敵モデルのコスト合計(召喚アップグレードのコストは除く)が7以下であれば1点を獲得する。

興味深い内容の新規スキーム。
前半部分の達成は比較的ラクなように見えます。前半を公開すると敵側はこちらに点を取らせないためにはこちらの初期配置ゾーンを目指す必要が出てくる…という流れになりそう。
もちろん無視してもよいのですが、このインタラクションの具合がクーパーのランナウェイシステムのようなデザインを感じます。遊んでみたい。



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