マリフォー3e マスター紹介/マクシーン・アガシー
みなさまご存知のとおり、科学の世界においてマクシーン・アガシー女史ほどに尊敬を集めている人物はいません。彼女はさる上流階級の家庭に産まれながらも研究の道へ進み、あのボルタニックパイルの完成に携わったことで一躍名をあげました。その後も物理学、数学、工学、化学、生物学とさまざまな学問を修得、近年はさらなる未知を求め調査船「EVスーペリア号」で世界中をまわっています。
そのアガシー女史が冒険者協会に参加、その科学知識をもってかの世界の海洋調査を担当することがこのたび発表されました。ソウルストーンの産地として知られるもののいまだ多くの謎に包まれているかの世界。彼女の科学がその霧を晴らしてくれることに期待しましょう!
マクシーンを中心としたキーワード「EVS」のモデルたち。
彼女たちは、「チート」にまつわる2種類のアビリティを武器に戦う、比較的シンプルで手に馴染みやすいクルーです。
共通アビリティその1「RECONFIGURE /再調整」
EVSモデルたちはチートをする際に、各モデルごと特定のスートのカードを、実際の数値にかかわらず「9」として使うことができます。
この9という数字はなかなか絶妙な設定で、自分のアクションであればほぼ成功するけれど、敵とのデュエルとなると、弱くないけど微妙に負けるかもしれない…的なちょうどいい数字。科学の奥深さを感じますね。
ちなみに、マスターのマクシーンだけは各ターンのスタートフェイズに任意のスートXを宣言、これを含めて関連するアビリティすべてに適用します。スタートフェイズ中であればよいので手札の内容を見てからの宣言ができるのは大きいです。
そして共通アビリティその2「DEEP DISCOVERY /深い発見」
EVSモデルたちはターンに1度、手札からチートするかわりに、手札を1枚捨てることで相手プレイヤーの捨て札の1番上のカード(ジョーカーは不可)を使ってチートすることができます。
相手の捨て札の状況によるので、先ほどのRECONFIGUREのような安定感はありませんが、逆にこちらは上振れが期待できますね。科学ってすごい。
マクシーンが敵モデルと判定勝負(オポーズドデュエル)をする際、敵が出すスートX(スタートフェイズに決めていたもの)のカードはすべて「1」として扱われます。
クルーによって多用するスートがあったり、警戒すべきトリガー(再攻撃など)があればそのスートを宣言しておくのもアリですね。
カードのスートを見ているため、そのスート以外のカードと、ソウルストーンで付けたスートやデフォルトで組み込まれているスートを使えば、相手は数値とスートの両立が可能だと思われます。
また、レッドジョーカーは適用時にスートをひとつ選択するという仕様なので、このアビリティの影響は受けないものと思われます。
マクシーンのスートXの活用はまだ続きます。
彼女のメレー攻撃はダメージを与えると共に、相手の山札からXのカードが捨てられるまでカードを捨てさせ続けます。運次第で大量のカードがゴミ箱に。これまでの魔法では見たことがない効果で科学のすごさを実感します。
レンジ攻撃ではスートXのトリガーがあり、その戦闘中にめくられたカードから1枚を選んで回収することが可能です。
ボーナスアクション「ORDER IN CHAOS /混沌の中の秩序」ではどちらかのプレイヤーの捨て札からジョーカー以外のXのカードを好きな枚数山札に戻してシャッフルします。インパクトのある効果ですが使うタイミングはちょっとむずかしそう? 基本は自分の捨て札を回収として、先のメレー攻撃の山札捨ての結果など状況がよければ相手にも使っていく、そんな感じでしょう。
もうひとつ、スートXは関係ありませんが、「IMPROMPTU INVENTION /即興的発明」では対象のモデルに任意のコンディションをつけます。トリガー次第では+2の状態でついたり、周囲のモデルにも同じコンディションをつけたり。悪いことに良いことにも使える変幻自在のアクションです。科学忍法。
トーテムのオーヴィル・アガシー(旦那さんでしょうか??)はMv6のフライト持ち、インシフィグニカントなし。ヘルス4なのがかなり心配ですが、ボーナスアクションの効果で「敵にエンゲージされていても普通に歩いて脱出できるようになる」があったり、メレー攻撃で相手をいなしつつ移動できたり、スキームランナーとして頑張ってくれそうなモデルです。
ミニオンのマシーニストはわりと平凡ちゃんですが、ヘンチマンのキヤ・マニミと組ませることでかがやきます。
まず、キヤ・マニミは特殊アタッカー型のヘンチマン。
アタッカーとして嬉しいテリファイ&マニピュレーティブ無視を持っているのが嬉しい。2回嬉しい言いました。
キヤのメレー攻撃はレンジ2、スタット6のダメージ2/4/6。特別な効果として自身についているシールドを1減らすことでこの攻撃が軽減不可ダメージとなります。
シールドは自前のボーナスアクションでつけることが可能なので確実に1回はこの効果を使えます。
ここでマシーニストちゃんの「QUARTERMASTER /操舵手」アクションが登場です。
手札を1枚捨てることで対象の味方モデル1体にシールドを付与。さらに対象がEVSモデルならば山札から1枚ドロー! 科学ずるい!
これ、もしくはマクシーンのコンディションつけるやつを事前にかけておくことでキヤさんの軽減不可攻撃が2回撃てるかも?
そして、キヤのアビリティにより、キヤの周囲3インチ以内で味方EVSモデルが山札からカードをドローする時、ドローの代わりに捨て札からそのモデルのRECONFIGURE(9扱いにするやつ)に対応したスートの5以下のカードを1枚回収することが可能です。実質9以上のカードなわけですからかなり嬉しい。
マシーニストのメレー攻撃はスタット4のダメージ2/3/4。正直つらいです。が、味方コンストラクトモデルを対象にするとダメージではなく2点回復させます。
そしてコアボックスでコンストラクトなのはヘンチマンのキヤだけです。
さらに、トリガー次第ではQUARTERMASTERアクションがまるっと発動し、キヤのアビリティも発動する…と、そんなに仲がいいならもうふたりで結婚しちゃえばいいのよ!!
なお、コアボックス以外のEVSモデルでは謎の大型水生物タイドコーラーや、別モデルが搭乗することで2回行動モデルとなる深海探査機カリプソMkIIがコンストラクトのモデルとなっていますのでマシーニストの活躍の場はまだまだ広がりそうですよ。
まとめ
魔法より便利な気がする科学の数々いかがでしたでしょうか。基本となる能力はかなりシンプルです。手札まわりのストレスや、フリップによるムラをあの手この手でねじふせるプレイ感が気持ちよさそう。とはいえそこに全振りしてる感じでスキームをどう取っていくかはプレイヤーに全振りされている感じです。あなたの戦略をぜひ見せてください。初心者から熟練のプレイヤーまで幅広くオススメできるクルーです。
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