エスノス
やることがシンプルなボードゲームがすきです。
はじめて遊んだニムトでの「なんでカードを1枚出すだけなのにこんなに面白いのか!!」なんていう感動体験をいまだに忘れられず、以来、シンプルなアクションでジレンマを生み出すゲームが「ドイツゲーム」の理想になってるのは否めません。
最近のなかで、シンプル感があっていちばんのお気に入りがこの「エスノス」。
手番でやることは「カードをとるかカードを出すか」だけ!
まあ、出したならばいくつか処理はあるんですけども。
基本は陣取り。カードのセットを出すことによって、「カードに描かれたキャラクターのアクション」と、「エリアに自分のコマを置くアクション」の2つが同時に行われます。
でも、カードの出し方によってはどちらか、もしくはどちらも効果を発しない場合があります。
もったいないので、確実に2つのアクションが効果を発揮できるように手札を揃えたい…というのが人の心なのですが、カードをとる時は1枚しかカードをとることができません。
場に公開されてるカードか、山札からかのどちらか。
山札は中身がわからないから、公開されてるカードを取りたい…のが人の心ですが、もちろん早いもの勝ちですぐ枯れてしまうため、自然と山札のギャンブルに手を出すことになります。
で、念願の出したい手札を揃えることが出来たら手札を出すわけですが、その際にセットに入らず残ったカードは場に放出されてしまいます。もったいない!
他プレイヤーはその放出をいまかいまかと待ってるわけで、さながらチキンレースのようでもあります。
最大効率でカードを出すためにいっぱい溜め込むか、1アクションしか有効じゃなくても早めに出してまわしてくか。高みを目指すか妥協するか、カードを取る取らないの2択なのに載ってくるジレンマが濃厚で身悶えしちゃうくらいたのしいです。
ゲームに使用するカードの組み替えが可能だとか、終了条件とか、箱のインナーが完ぺきだとか、細かいところまでよく練り込まれてるのも好感度高いです。
最近のゲームのなかではかなり好み!
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