ケイラス


「そろそろ本当のゲームってやつを教えてあげますよ(原文ママ)」みたいなお誘いを受けて「ケイラス」をプレイしました。

最初は街道沿いにいくつかのお店が並ぶだけの小さな王国。お店にワーカーを派遣することで資源を手に入れたり、新しいお店を建てたり。街が発展して、後半になるほど上位のアクションができるようになるのですが、街道には城の役人がウロチョロしていてその役人の立っている位置より先のアクションはキャンセルされてしまうのです。

もちろん、役人の移動をコントロールする効果のマスもありますが、移動の処理はプレイヤーがワーカーを置き終わったあとなので、ボーダーライン付近のアクションの成否は「役人移動マス」を握っているプレイヤーのご機嫌次第。
さらに「このゲームはプレイヤー同士で約束を結んでいいし、その約束を守らなくても全然いいルールなんですよ!(原文ママ)」とのことでプレイ中は裏切りの事件が頻発。ちょっと待って、ここまで役人は来ないって約束だったじゃないですか!!
もうほんとにおなかが痛くなるほどのドキドキハラハラが連続で、大変濃厚な時間を過ごさせていただきました。ケイラス、なんて恐ろしいゲームなの…。


後日、こんな恐ろしいゲームをやったんだよ〜って話をしてたら、
「そんな、守らないでもいい約束ルールなんてケイラスには無いよ??」
と言われまして、確かめたら確かに無い!
……あの死にそうな思いをしたあの2時間はなんだったの!
わざわざ約束を結んでから裏切ることで天井知らずで憎さが溜まるあの2時間!
トイレを許されずにエヴァンゲリヲンQを観続けさせられる拷問のようなあの2時間!
あと1時間続いていたら今頃ニュースに顔が出てたにちがいないあの2時間!
あの2時間はなんだったのか!!
これ以来人間不信に陥ってます。ニンゲン、恐ろしい……。



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