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7月, 2020の投稿を表示しています

Malifaux3e マスター紹介/ジェイコブ・リンチ

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ジェイコブ・リンチのツキの絶頂は、カジノ「ハニーポット」のハイレートポーカーで勝利したあの夜だったでしょう。その後カジノオーナーとなったものの、テンサンダースからの莫大な借金を背負わされ、返済の恐怖に怯える毎日。首をくくる寸前まで追い詰められた彼に2人の男、グレイブス氏とタネン氏が救いの手をさし延べます。カジノの地下を貸すことで借金の返済を肩代わりしてくれるというのです。しかしそれにより、彼は知らず、カジノの地下に魂を喰らう怪物を住まわせることになったのですが。怪物は「ブリリアンス」と呼ぶ神秘的な薬物を排出し、カジノの客に感染させては魂を喰らっていました。ある日、お客の様子から「ブリリアンス」の存在に気づいたジェイコブは地下の怪物に辿り着いてしまいます。もう彼に選択肢はありませんでした。怪物のために生き、積極的にブリリアンスを拡散して感染者を増やしていく。ハニーポット自慢の「おもてなしスイーツ」は評判をよび大繁盛。飲食業への進出も計画中です。世間的には成功者のひとりとして挙げられるジェイコブですが実のところは彼の気持ち次第でしょうか。 ジェイコブたち「HONEYPOT」は独自の 「ブリリアンス」トークンによるシステム が特徴のコントロール系のクルーです。 まず、ジェイコブの能力で ゲーム開始時にモデル2体を選んでブリリアンストークンを1つずつ感染 させます(トークンを渡します)。このとき感染させるのは敵でも味方でも構いません。 また、 HONEYPOTモデルの多くは登場時に自動で2〜3個のブリリアンストークンが載ります 。 ブリリアンスは追加ステータスのようなもので、Poisonのようにターンごとにダメージを受けるものではありませんが、自然に消えるものでもありません。 ざっくり言うと、 敵モデルが感染すると弱体化 を誘い、 味方モデルは強化のコスト に使用します。 ブリリアンス感染者がジェイコブを殴ろうとすると、アビリティ「DON'T BITE THE HAND」により判定にマイナスがついてしまいます。この能力によるブリリアンストークンの増減は無いため、 ジェイコブはブリリアンスをばらまくほど安全 になると言えるでしょう。 といっても、ジェイコブはこれ以外の防御スキルを持ってないので必死でばらまかないと怖いかも。 トーテムのハンガーリングダークネスはブリリア

Malifaux3e マスター紹介/モリー

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人気と実力を兼ね備えた新進気鋭のジャーナリスト「モリー・スキッドピッジ」は、殺人鬼シーマスの手にかかり殺されてしまいます。シーマスの術によって彼のハーレムをいろどるアンデッドのひとりになるはずでしたが、幸か不幸か、シーマスが特殊なソウルストーンを使ったことでモリーはしっかりとした自意識をもったアンデッドへと生まれ変わります。彼女はシーマスの元を逃げ出すことに成功し、逃亡先で知り合った沢山のアンデッドたちとコミュニティを形成するに至ります。しかしある時、親しい友人のひとりで生首だけのアンデッド・フィリップがギルドにさらわれる事件が起きてしまいます。なんとかしてフィリップの行方を探すべく、彼女はコロンや化粧で死臭を隠し、フリーの記者として新聞社に潜り込みました。フィリップを探すためですが、まがりなりにも久しぶりに記者として活動できることに彼女は大きな歓びを感じてしまいます。 モリーのキーワードは「FORGOTTEN」。キーワードモデルに共通するアビリティもありますが、いちばん印象的なのはモリーの固有アビリティ 「LETHE'S CARESS」 ではないでしょうか。 これの効果は 「モリーのLoSがある(モリーに見られている)状態で、敵モデルがこのアクティベーション中にすでに行ったアクションを再びすると2ダメージ」 というもの。 「移動→移動」はもちろん、「チャージ→攻撃」もチャージに含まれている攻撃とそのあとの攻撃が反応するためダメージ対象になります。 2ダメージというのがなかなか絶妙なダメージ量ですし、 効果範囲が オーラではなく LoS の置物効果なので相手にしてみるとなかなか気が抜けません。 そんなにウザいならさっさと倒そう、てことになりますが、モリーはデュエル時に相手に必ずマイナス修正を与える「SERENE COUNTENANCE」を持っているうえにハードトゥウーンズも持っています。 さらに詳細は後述しますが、8インチ以内の相手にDistracted(相手の敵対行動にマイナス修正を与えるバッドステータス)をつけることも可能で かなり倒されにくい でしょう。 なので、モリーと対戦する相手クルーは常にモリーの位置を気にしつつ、自分のアクションのマネージメントにも注意を払うことになります。 次に、FOGOTTENモデルの共通アビリティ「FADING」

Malifaux3e マスター紹介/タラ

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孤児出身のタラは殺しの技術を身につけ、どんな依頼もこなして生きてきました。そんな生活が彼女の下地を作っていたのか、マリフォーに渡ってきた彼女はネバーボーンの気配を察知する能力に目覚めます。この能力はネバーボーン狩りに大いに役立ち、あのペルディータですら断るような仕事をタラはやり遂げることができたほどです。ある日、いつものようにネバーボーンの気配を追っていたタラはタイラント・オブリタレーションが幽閉されている牢獄に迷い込みます。オブリタレーションは自分以外のすべてを破壊するための協力者を求めており、その虚無主義に同調したタラはオブリタレーションと契約、パワーの断片を手に入れます。おなじく牢獄に幽閉されていた謎の女性・カリーナと共に牢獄を出たタラは、以降二人で行動するようになります。旅の途中、タラは狙撃されて死にますが、カリーナの魔力によってアンデッドとしてこの世に踏み止まります。アンデッドになってしまったもののタラは自意識を保っているように見えますが、それがタイラントのパワーの影響なのか、カリーナの魔力によるものなのかはわかりません。 胸に開いた大きな穴が特徴的なタラ。狙撃された時のものだと思いますが、そりゃこんな穴あいたら死にますわね。 そんな彼女たちのキーワードは『OBRITERATION』。タイラントの名前でもあり、”抹消”というような意味があります。 コアボックスの構成は、 ・マスターのタラ ・トーテムのカリーナ ・エンフォーサーのナッシンビースト ・ミニオンのヴォイドレッチが3体 …と、めずらしくヘンチマンがいないアソート。買えってことですね!!!(注:ヘンチマンは必須ではありません) 彼女たちは、物理的に盤面からモデルを取り除く 『Bury/バリィ』能力に関するエキスパート となっていて、キーワードモデルたちは2つの共通アビリティ 『BEYOND TIME』『FROM NOTHING』 と、共通のボーナスアクション 『SHUTTER TIME』 を駆使します。 簡単に言うと、 バリィとはモデルを隔離空間に送り込む能力 で、バリィ自体はタラ以外にも使い手が存在します。ゲーム中、なんらかの手段でバリィされたモデルは盤面から取り除かれて盤面の横に置かれ、バリィされているモデルは攻撃に参加できないかわりに攻撃されることもなく、この状