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12月, 2019の投稿を表示しています

Malifaux3e マスター紹介/ラスプーチナ

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ラスプーチナはギルドの囚人として地球側からマリフォーに連行されてきました。北の収容所に入れられた彼女は脱走をはかり、北の荒野を彷徨ううちタイラントのひとり・ディッセンバーと邂逅します。極寒の環境に対応しつつあったラスプーチナに魔力の素質を見たディッセンバーは彼女に魔力を分け与え、その流れで彼女はディッセンバーに師事することに。彼女は多くを学びとり、冬の魔女として成長します。大きな力を得たラスプーチナは人里に舞い戻り、ギルドに対立する組織・アルカニストの一席に加わることに。しかし、アルカニストの長、ビクター・ラモスが逮捕されたいま、彼女はこの組織のなかで自分がすべきことを探しています。 「冬の魔女」ラスプーチナのキーワードは「DECEMBER」。アイスピラーを利用したアクション、特にラスプーチナのロングレンジ攻撃が特徴的で、あとは相手にスロウを与えることが得意な傾向にあるでしょうか。 アイスピラーはベースが30mmサイズのマーカーで、Ht4、ブロッキング属性、インパッサブル属性、破壊可能なテレインマーカー。 ラスプーチナはアクションにより12インチ以内にアイスピラーマーカーを1つ生成することが可能です。トリガー次第ではもうひとつ生成。 ほかの手段として、トーテムのウェンディゴやヘンチマンのスノーストームがキルされた時、死亡時アビリティでアイスピラーをその場に生成します。 アイスピラーの活用方法といえば、まず、ラスプーチナがリーダーの時、敵モデルがアイスピラーの1インチ以内でアクティベーション開始すると手札を1枚捨てるか、スロウのどちらかを選ばなくてはいけません。 ラスプーチナは8インチ以内にアイスピラーが見えていれば(LoSが通っていれば)、そこを基点にメレー以外のアクションを実行できます。これを駆使すれば、テレインなどで直接姿が見えない相手も攻撃が可能です。しかし、若干の制約があり、トリガーを宣言するためには手札を1枚捨てなければなりません。 このアクションの時に限り、ウェンディゴをアイスピラーに見立てて利用することができます。自分で動いてくれるアイスピラーとして助かります。 また、ボーナスアクションで、6インチ以内のアイスピラーマーカーをひとつ壊し、その周囲2インチのモデルはDf(防御力)で目標値14の判定、パスできなければ2ダメー

Malifaux3e マスター紹介/エウリピデス

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先史時代のマリフォーでエウリピデスは破壊衝動に満ちた残忍な戦士でした。征服に向かった地でティターニアと遭遇、長き戦いの末に彼らはお互いの力を認める間柄になります。ティターニアはエウリピデスに知識を与え、破壊衝動を制し生まれ変わったエウリピデスはティターニアに忠誠を誓いました。ティターニアが幽閉されてしまったとき、彼は一族と共に北の地へ落ちのび、そこを棲家として雌伏の時を過ごします。長い長い時が過ぎ、マリフォーに現れた新参者たちの行動で変化が訪れました。ティターニアの復活を感じ取った彼は北の地を離れ出陣します。彼の女王の元にふたたび参じるために。 エウリピデスのキーワードは「SAVAGE」。コアボックスはトーテム以外がすべて50mmベースの異色のアソートになっています。 彼らの特徴は「アイスピラー」に関連したアビリティ・アクションの数々。そして、キーワードモデルの共通アビリティ「THE OLD WAYS」があります。 「THE OLD WAYS」アビリティは、プラス修正もマイナス修正もないカードの判定(各種デュエル)をする際にダメージ1点を支払うことで、山札ではなく捨て札の山(のトップ)を使って判定ができます。捨て札を使った場合は使用したカードは捨て札の一番下に戻します。 行動順など上手くコントロールして最高のタイミングに最高の札を持ってくるのが楽しそう。 ヘルスを消費するだけあって回数制限はないのもいいところ。 さらに、エウリピデスとヘンチマンのソーンが持っているアビリティ「INTUITION」がTHE OLD WAYSをアシストします。彼らはアクティベーション開始時に山札のトップ3枚を見て好きな順番で戻してよいのです。筋肉野郎なルックスからは意外なことに頭脳派な動きをみせます。ズルいズルい。 「アイスピラー」に関連したアビリティやアクションについて。 まず、アイスピラーとは、フィールド上に設置されるマーカーのひとつです。 30mmサイズ、Ht(高さ)4、ブロッキング属性、インパッサブル属性、破壊可能なマーカーで、ざっくり言うと障害物テレイン。 まず、アイスピラーを「つくる」 エウリピデスはアクションで8インチ以内にアイスピラーマーカーをひとつ生み出します。 トリガー次第でもう一個追加。 エウリピデスはもうひとつ、彼の8インチ

SCOUT!

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支離滅裂からインスパイアされて生まれたというふれこみのゲーム。 先日のゲームマーケットで出たのですが、前評判が高く、知り合いがお土産に買ってきてくれました。 基本は支離滅裂とおなじく手札入れ替えのない大富豪なのですが、手役の感じとかもほぼ同じなのですが、ほかの部分はいろいろと違い、いちばんの違いはカード。 カードの上下に違う数字がついているため、手札をひっくり返すことで手札の数字が変化します。 プレイヤーは最初にカードが配られた時点で手札をそのまま使うかひっくり返して使うかを選べるのがまず楽しいです。 場の中央にカードが出され、後続のプレイヤーはより強いカードしか出せません。 カードの強さは「シングル<2枚の連番<2枚の同数字<3枚の連番<3枚の同数字」と支離滅裂とほぼ同じですが、3枚の連番が支離滅裂だと7・9・8など3枚の組内で連番が成立していればOKだったのが、こちらは7・8・9と厳密に並んでないと出すことができません。 場のカードより強いカードを出せるなら、場のカードを回収してその枚数が得点になります。 前のプレイヤーより強いカードを出せない場合、場に出ているカードの「端のカード」を1枚引き取って手札に入れて強化ができます。この時、カードの上下を自由に変えたうえで手札の好きな場所に入れてOK。 しかし、場に出ていたカードを取った場合、そのたびにカードを出したプレイヤーに点が入ります。 また、他のプレイヤーすべてがカードを出せずに1周した場合、そこでゲームは終了して点数計算に移ってしまいます。 支離滅裂はライフ制でしたが、こちらは点数制で勝ちを決めるゲームになっています。 また、やっていると自分がパスしてカードを取ると次のプレイヤーがあがってしまう…、という場面が出てくるのですが、これを打開する手段が用意されていて、各プレイヤーにスペシャルチップが1枚ずつ配られます。 スペシャルチップを使うことでカードをとってすぐ出すというアクションがゲーム中1回やれるようになっていて、これで流れを変えることが可能です。これがとてもいい調整になっていると思います。 ライフ制の負け決めから点数制への変更、上下にひっくり返せるカード、それにスペシャルチップをふくめた逆転要素など、支離滅裂とは別物になっていてめちゃくちゃ感心してしまい

支離滅裂/シリメツレツ

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手札の入れ替えができない大富豪っぽいゲーム。 出すカードは「シングル<2枚の連番<2枚の同数字<3枚の連番<3枚の同数字」の手役順に強く、前の人が出したカード(役)より弱いカードは出せませんが、その上の強さを持つ特殊なアクションカードもあります。 手札の入れ替えができないので、例えば、9・8・4・7みたいな並びの手札の時に、最初に4を出すと8と7が繋がって987の3枚連番ができあがる。 実際には手札のなかに複数の組み合わせの選択肢があったりするので、どの手役で場に出していくかが悩ましいです。 各プレイヤーの前にはライフ表示として2枚ずつカードが置かれています。 カードを出せない時はライフが減ってしまうのですが、ライフのカードを1枚手札に加えることができます。 加える時は手札のどこに差し込んでも構わないので、これによって強い役を作ることが可能です。なのでカード狙いで敢えてパスしたりもできます。 凹んでも強くなれるのがとてもいいと思います。 とはいえ、ライフがなくなった状態でカードを出せないとそのゲームは負けてしまい、次のゲームに移ります。トータルで3ゲーム負けてしまった人が負け。 というゲーム。 大富豪系はとっつきやすいし、ルール説明がラクだし、なにより手札を出せなくて負けに近づいてしまう=手札を強化できるっていう点がすごく好きです。 大富豪に手札入れ替え禁止の要素を加えることでこんな楽しいゲームができるなんて…、と思っていたのですが、まさかここからアレが生まれるとは…

Malifaux3e マスター紹介/メイフェン

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マリフォーと地球を繋ぐ「裂け目」を通ることで魔力に覚醒する人間がいます。メイフェンもその一人。彼女は手に入れた「金属を加熱し思いのままに曲げる能力」を活かし、マリフォーで鉄道敷設作業の仕事にありつきますが、突出したその才能はアルカニストの興味も惹きつけました。彼女の才能に惚れ込んだアルカニストと交渉の結果、アルカニストのエージェントのひとりになる条件で労働者たちのリーダーの地位を手に入れます。実は、彼女はテンサンダーにも所縁があるのですが、どちらに傾くこともなく、真摯に労働者たちを思いやる、よきリーダーとして活躍しています。 メイフェンは「FOUNDRY」のキーワードを持つ、アルカニストとテンサンダーのダブルファクションのマスターです。 コアボックスのモデルは肉体労働者系のルックスをしていて、一部のマニアにはたいへん刺さりそう。 さて、FOUNDRYモデルの特徴はスクラップマーカーを利用して最大12インチの移動が可能なことと、物理的に堅いモデルが多いことが挙げられます。 次点の特徴として、バーニングを与える効果持ちと、敵モデルを少しプッシュさせる効果持ちのモデルがちらほら居る感じでもあります。 スクラップマーカーを利用した12インチ移動は、「RIDE THE RAILS」アビリティによるもので、移動の際、自身の1インチ以内に踏み台となるスクラップマーカーがあり、且つ12インチ以内に着地点となるスクラップマーカーがあることで実行可能になります。 このとき、移動に際してマーカーを消費したりはせず何回でも利用できます。 移動先のスクラップマーカーにLoSの必要はないのでアンパッサブルなテレインの向こうに移動もOK。 敵モデルとエンゲージしている時でも移動可能なのも便利なポイントです。 フィールド上に線路を作り出し、自在に移動するイメージだと思います。 ストラテジー&スキームに合わせて、たとえば、ストラテジーがコラプテッドアイドルの時にフィールド中央を左右に横断するように移動できるとかなり便利でしょう。 しかし、前提としてスクラップマーカーをフィールド上にうまく設置しておかなければなりません。 いろんな手段が用意されていますが、とりあえずパッと見のアシスト役がトーテムのフォージリングで、アクティベーション終了時にベースコンタクトで

ザ・シング:インフェクション アット アウトポスト31

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逃げ場のない南極基地のなかにエイリアンが入り込んだ! 退治して脱出しよう! なゲーム。 昔のSF映画「遊星からの物体X」をゲーム化したものだそうで映画の登場人物がそのまま出てくるのもポイントです。 プレイヤーたちは協力してミッションをクリアーしていくのですが、映画と同じようにプレイヤーのなかにも人に化けたエイリアンが潜んでいて、ミッションの達成を邪魔されたりします。ミッションに連れていくメンバーはミッションごとに選ばれ、ミッションが失敗すると「このなかの誰かがエイリアン!?」となってドキドキが止まりません。 そういう時になぜか疑われがちな私。以降のミッションメンバーを選ぶときにエイリアン扱いされて選ばれないわ、以降のミッションは問題なく進行するわでもうすっかり状況的にエイリアンは私の雰囲気。Oh,No…トラストミー……。 上手く基地内のエイリアンを退治できたら最後はヘリコプターで脱出。しかし、この脱出メンバーにエイリアンが入り込んでいたらエイリアンの勝利になってしまいます。 ゲームの途中でエイリアンが増えている可能性もあるので油断ができません。なので脱出メンバーを選ぶのは本当に緊張します。 ゲーム中の進行具合によってメンバーの血液検査ができますが、全員を検査できるほどの回数はありません。いっぱい検査できたら幸せなのに…。 飛んでいくヘリコプターを見つめる私(置いてかれた) 絶対あそこにエイリアンいるって。 もちろんエイリアン側の勝利でした。

コンヘックス

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プレイヤーでそれぞれボードの上下と左右を繋ぐようにタイルを置いていくゲーム。 でも、タイルを置くためには手順があってマスの周囲に置かれたドットのマジョリティを取らなければなりません。 どのドットも複数のマスに影響するのが悩ましくて、あっちに置きたいけどこっちにも置いておかないと後々不利になりそう…と、お互いにウンウン言いながらゲームが進んでいくのが楽しいです。 なーんかこのゲーム得意なんですよね。勝率8割くらいあります。もちろん知り合いのなかではレベルですが。 妹ちゃんが囲碁をやってるんですが、囲碁にちょっと似てるって言ってつきあってくれるのも嬉しいポイントです。

Malifaux3e マスター紹介/アイアンサイド

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トニ・アイアンサイドは逃亡奴隷であった母親を目の前で処刑され、迫害を恐れながら生き延びてきました。そんな彼女がレジスタンス活動に身を投じるのは自然なことでした。アルカニストの長であるビクター・ラモスは地球で活動していた彼女を見出しマリフォーに迎え、彼女がそれまで得ることが出来なかった教養を与え、マリフォーでの活動を支援するようになります。 支配体制であるギルドに徹底的に対抗し、人々を守るために拳を振るい続けるうち、トニは労働者たちの指導者になっていました。 しかし、ギルド長官キッチナーの死後、トニに対してギルドからある提案が持ちかけられます。それはラモスの身柄と引き換えに北米の奴隷を解放するというもの。 最終的に彼女はラモスを売ることを選びましたが、それ以来、彼女の心はとても深い迷いの中にあるのです。 アイアンサイドおよびキーワード「M&SU」のクルーです。 マスターであるアイアンサイドの「アドレナリントークン」を使ったパワーアップと、同じM&SUモデルが近くにいることで戦闘にプラス修正がつく能力がメインとなります。 アイアンサイドは近接格闘型のマスターでちょっと変わったタンク役でもあります。 キーとなるアドレナリントークンはアクティベーション開始時に1つもらえ、さらに敵モデルとエンゲージ状態だとエンゲージしている数だけトークンが増えます。 あとはいろいろなアクションのトリガーで増加、トーテムのマウスのボーナスアクションでも増加します。 メレー攻撃のダメージは2/3/5。追加効果でstaggered(Mvがマイナス2、味方の能力によって移動不可)コンディションをつけます。 トリガーがあらかじめラムとトゥームの2つがついていて、ラムだとアドレナリントークンを2つまで捨てることで捨てたぶんダメージアップ。 トゥームがアドレナリントークン増加です。 もうひとつクロウのトリガーでInjured(DfとWpにマイナス)コンディション付与もあります。 レンジ攻撃はありませんが、レンジ12の「Bring It」アクションで敵モデルをMv+2ぶん引き寄せ、敵がメレー攻撃可能な位置まで来ればアイアンサイドに向かって攻撃(トリガーなし、ダメージにマイナス修正)をさせます。 アイアンサイドはデフォルトで発動するDfトリガーを持っていて