Malifaux3e マスター紹介/カエリス


アルカニストのマスター・炎の魔術師カエリス。
マリフォー世界で魔法の力に目覚めた彼女はアルカニストの指導者・ラモス博士の庇護を受け、彼の右腕として尽力してきました。彼女のもつ鋼の翼はラモス博士の技術によるものです。炎の魔術と鋼の翼で彼女は多くの敵を退けてきました。そして、ラモスがアルカニストを去ったいま、新しいリーダーに選ばれたのはカエリスでした。

いまMalifauxでめんどくさいコンディションランキング1位がBurning(燃焼状態)。
ターン終了時にダメージを受けなおかつステータスは次ターンにも残ります。また、Burningの値が3を超えるごとに受けるダメージが1点ずつ増えます(1〜3は1点、4〜6は2点、7〜9は3点…)。
これを解消するにはアシストアクションが必要です。実行するとカード判定で1〜3点までコンディションの値を減らすことができます。が、非常に面倒なことに、アシストアクションは自分で自分に使うことができないのです。どうやらみなさんもれなく背中が燃えてる様子。なにか他のモデルでベースコンタクトしてアシストアクションをしなければなりません。

そんなめんどうなBurningを愛するマスターがふたり存在していて、そのうちのひとりがこのカエリスです。
カエリスたちはフィールド上にパイロマーカー(50mmサイズ)を設置することができます。これはLoSを妨げることはなくこの上を普通に通過することが可能ですが、これを通過もしくは接した状態だとBurning+1がついてしまいます。さらにカエリスがリーダーである限り敵側はBurnにプラスしてInjured(ターン終了時までDfとWpがマイナス1扱い)コンディションもついてしまうため極力避けてくるでしょう。
なお、パイロマーカーの+Burningはカエリスたちにも作用しますが、カエリスとヘンチマンのファイアスターターは飛行もちなので地形効果を受けません。
また、ミニオンのファイアガーミンはBurningのダメージが無効のうえ、自身のBurningコンディションを使って被ダメージを軽減できます。積極的にパイロマーカーの上を歩かせておくとよいです。

設置されたパイロマーカーは攻撃的にも活用できます。
カエリスはパイロマーカーを4インチ押し出して敵モデルにぶつけます。ぶつけられたモデルはMv(移動力)でTN(目標値)12の判定に挑戦し失敗すると2ダメージを与えられます。ダメージが通ればよし、クリアされても相手の目の前に再設置しているので後の行動につながります。
またカエリスのメレー攻撃はダメージと同時に相手を3インチ以内の場所に飛ばすことが可能です。近くのパイロマーカーの上に飛ばしてやると喜ばれるでしょう。
パイロマーカーを敵陣につっこませたらトーテムのエターナルフレイムの出番。こいつのアクションでパイロマーカーをターゲットにしてその周囲2インチ以内の敵モデルにMvでTN13の判定を迫ります。失敗した敵モデルは1ダメージにBurning+1です。

カエリスたちの攻撃のほとんどには+Burningの追加効果があり、どんどん燃やしていけます。敵がBurning状態だと追加ダメージもあります。火を絶やさないようにしましょう。
もちろん、相手はアシストアクションでなんとか消したいところですが、ファイアスターターの近くでアシストアクションをしてしまうとアクションをしたモデルが1ダメージを受けてしまいます。
ファイアスターターのもうひとつの特徴は、Burningダメージで退場したモデルを自身がキルした扱いにするところです。本来、コンディションダメージで退場したモデルは誰がキルしたことにもならず、目標の達成条件にカウントされないため、状況によってはモデルでとどめを刺しにいく必要があります。Burning限定ですがファイアスターターのキルカウントに計上されるので瀕死のモデルにかかりきりにならずに済みます。

パイロマーカーで相手の動きを誘導しつつ相手をどんどん燃やしていく。比較的わかりやすく、カエリスもアメコミヒーローみたいにかっこいいので、初心者におすすめしやすいクルーです。



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