Malifaux3e マスター紹介/シーマス


死体を操るネクロマンサーの集団レザレクショニストのマスター・シーマス。
元々は人々に尊敬されるような人間だったシーマスは、移住してきたマリフォーで魔に魅入られて恐ろしい殺人鬼になってしまいました。以来数えきれないほどの人を殺し、気に入った女はゾンビにしてハーレムを作り上げました。マリフォーの街を恐怖におとしいれ、最も危険な人物のひとりとしてマークされているのです。

まず目立つのがシーマスの戦闘能力で、1ターンに1回の制限こそあれレンジ攻撃のダメージテーブルが4/6/8と最低でも4点ダメージは脅威的。
メレー攻撃も2/3/5にインジャード(Df/防御とWp/精神力にマイナス修正)付与とまずまずなスペックのうえ、トリガー(判定時のカードに特定のスートが出ていると宣言できる追加能力)次第では相手に手札orソウルストーンの破棄を迫り、捨てることができなければそのモデルを即死させる、ザ・殺人鬼な内容になっています。

移動能力も殺人鬼フレーバーを再現していて、テレインに接近している状態だと別のテレインの陰にワープ、物陰に消え物陰から現れるホラー映画ばりな動きが実現できます。
もうひとつ、トーテム(各マスターがノーコストで雇えるモデル)のコピーキャットキラーの能力でシーマスと距離関係なく位置を入れ替えることが可能で「本物を追い詰めてると思ったら偽者だった!」みたいな緊急回避や強襲、目標の達成にも便利だったりします。

シーマスのキーワードであるREDCHAPELの面々はテリファイ持ち(テリファイ持ちに攻撃をしかける場合、まずWpとカードめくりでチェックを行う必要がある)が多く、相手がテリファイをくぐりぬけるためにチート(判定を手札から上書き)をしていると先の即死攻撃が近づいてしまうというなかなかにイヤらしいシナジーを形成しています。

そのテリファイのサポート能力を持っているのがヘンチマンのマダムシベール。
敵モデルがテリファイの判定をする時にマダムが近くにいると判定にマイナス修正(カード1枚ではなく2枚引きになり数字の低いほうが採用されてしまう)がついてしまいます。より判定で失敗しやすくなるというわけです。
ついでに、マダムは体力半分以下の敵モデル相手の戦闘にプラス修正(判定時2枚引きで高い数字が採用)されるので始末役にもぴったり。

ミニオンのロッテンベルもいい仕事をします。
ロッテンベルはルアー(対象のモデルを引き寄せる)アクションを持っているので相手のフォーメーションを崩して計算を狂わせてやることが可能です。これは味方モデル相手にも使えるので逃げ遅れた仲間を逃すのにも使えるでしょう。
限定的ではありますが、敵を引き寄せた先にシーマスが居ると、シーマスの能力が誘発してシーマスが即座に殴りつけます。

存在するだけで脅威的なシーマスで相手をかきまわしながら、ほかのクルーでちゃっかり点を取りにいく、そんなプレイスタイルが好きなあなたにぴったりではないでしょうか。



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