Malifaux3e マスター紹介/ティターニア


『ネバーボーン』人間たちにそう名付けられたマリフォー世界の先住民たち。人間世界の神話生物にも似た姿のモノからヒトのかたちをしたモノまで多種多様な生物が確認されています。特に強大な魔力を持ち『タイラント』と呼ばれる神々に近しい存在たちがかつてのマリフォー世界を掌握していました。彼らは世界に飽き、いたずらな破壊と闘争をはじめるに至りましたが、それに対抗したのがネバーボーンの女王・ティターニアです。激しい戦いの結果、タイラントたちの多くを封印することに成功しますが、彼女自身もその身を幽閉されることになりました。それから長い年月が経ち、この世界に人間たちがやってきました。彼らは封じられたタイラントの大いなるチカラを探し求めるなかで幽閉されていたティターニアを解放してしまったのです。

ティターニアとそのキーワード「FAE」のクルーたち。彼女たちは地形効果を味方につけて戦うのが特徴です。
ティターニアたちはゲーム開始時に50mmのアンダーブラッシュマーカー(以後UBマーカー)をフィールド上に配置することが可能です。
このマーカーはフィールド上のシビアテレインと同じく通行可能ですが移動力は半分に落ちます。また、Concealing(レンジ攻撃の判定にマイナス修正を与える)の性質も持っているため、UBマーカーを間に挟んでのレンジ攻撃は当てづらくなります。そしてティターニア達はこのマーカーの影響を受けません。
ならば接近してしまえばよいだろうというとそこはぬかりなく、UBマーカーに近づいた状態だとダメージが発生&UBマーカーにエンゲージさせられるループが待ち構えています。UBマーカーはゲーム中にいくらでも生産可能なうえ、設置されたものを動かして強制的に踏ませることも可能なのでがんがん活用していきましょう。

覚悟して突っ込んできた敵モデルはミニオンのオータムナイトで受けましょう。
Df6、ハードトゥウーンズ、アーマー+1、Dfトリガーで相手にダメージ。
「オータムナイト以外を相手にしようとするとカードを1枚捨てさせる」状態にするアクションもあり、受け役にしろと言われているようなものです。
不安材料は、(これはティターニアたちすべてに当てはまりますが…)Undeadモデルなのとヘルスが7なところくらいでしょうか。受け役としてコスト以上の活躍が期待できるでしょう。

オータムナイトをバックアップするのがティターニア。彼女にはパッシブな回復役の一面もあります。彼女の周囲3インチの味方モデルがシビアダメージを受けると、モデレートダメージに緩和してくれます。
メレー攻撃のトリガーで近くにいる味方モデルを回復させたり。
飛行モデルでもあるので、テレインを飛び越して困ったところに現れるのが得意な面倒見のよい女王様です。

ヘンチマンのイーズリンはスキームマーカーまわりのスキルを所持しています。
レンジ攻撃のトリガーで相手モデルの横にスキームマーカーを設置できるのと、ボーナスアクションでコープスマーカーorスクラップマーカーをスキームマーカーと置き換えることが可能です。
また、自分と同じシビアテレイン内に居る敵であれば、LoSやレンジを無視して殴れるメレー攻撃も面白いです。ぜひ全面森のフィールドを作って遊びたいですね。確実に相手に怒られます。
ちなみにティターニアも、敵モデルがシビアテレイン内にいるとConcealmentを無視するうえにプラス修正までついちゃうレンジ攻撃をもっています。敵がUBマーカー内にいる状況もこれに当てはまります。やっぱり全面森のフィールドを作って遊びたいです。

UBマーカーやシビアテレインのルールを変えてしまうなど相手と自分で盤面の見え方が変わってしまうのはとても面白く、工夫しがいのあるクルーです。
それ以外の特徴に乏しいところはありますが、追加するモデルで味付けしやすいとも言えます。夢のオール森フィールド用にヴァルドガイスト(同じシビアテレイン内ならLoSとレンジ無視/シビアテレイン内でアクティベートで1点回復)を用意しておくのもステキだと思います。出番は保証できませんけども。




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