Malifaux3e マスター紹介/レヴァ


レヴァは幼い頃から周囲の子とは違っていた。そのちがいは家族でマリフォーに越してからより顕著に現れるようになりました。夜な夜な墓地で霊と語らうようになったのです。彼女の行動に怖れを感じた家族はエクソシストに助けを求めますが、彼女と相対したエクソシストは彼女のもつ慈悲の心に心酔してしまい、手引きして彼女を逃します。マリフォーのスラム地区に逃げのびた彼女はその振る舞いで人々を惹きつけ、死者すらも彼女を敬います。いつしか生死問わずたくさんの信者たちが彼女の元に集うようになりました。彼ら信者たちにとって、彼女は分け隔てなく光照らす慈愛の炎なのです。

レザレクショニストのマスター、レヴァ。そしてそのキーワード「REVENANT」。
基本的にレザレクショニストはコープスマーカー(機械以外のモデルをキルするとその場に残る死体マーカー)を駆使する能力に長けていますが、レヴァたちはそれに加えてパイロマーカーからも恩恵を受けます。
パイロマーカーとは燃え盛る炎のマーカーでそれに接したりその上を移動するとBurningコンディションがついてしまうマーカーです。
REVENANTモデルは敵を倒すとパイロマーカーをそこに生み出します。パイロマーカーは自分から踏みたいものではないため、相手の行動を縛ることに繋がります。

あいにくBurningダメージ無効のスキルはレヴァたちにはなく(トーテムのコープスキャンドルは無効もち)、パイロマーカーの効果は自分も受けてしまいますが、REVENANTモデルはパイロマーカーに乗ることでBurning+1と同時にShielded+1(受けるダメージを1減らすコンディション)をつけることができます。
ShieldedはともかくBurningがつくことに躊躇しがちですが、レヴァは6インチ以内のモデルおよびその周囲3インチ以内のすべてのモデルのBurningのぶん(最大で3まで)ヘルスを回復、そしてBurningコンディションを取り除くことができます。レヴァ様を信じて炎に飛び込みましょう。
Burningを範囲で回復できるのは、Burningを押し付けてくるカエリスソニアに対してもメリットです。


レヴァはパイロマーカーを使った攻撃も可能です。
8インチ以内のパイロマーカーを対象にとり、その周囲2インチ以内にいる敵モデル複数にTN(目標値)14のWp(精神力)判定を迫ります。これをクリアできなかった敵モデルはもれなく2ダメージとInjured(ターン終了時までDfとWpがマイナスになるコンディション)がつきます。トリガー次第ではおなじく周囲2インチにいる味方モデルの回復とShildedを与えるため美味しいです。

レヴァにとってはShieldedは別の活用法があります。
レヴァは周囲8インチにいるShieldedがついた味方モデル、もしくはコープスマーカーがあるとそこを起点にしてメレー攻撃が可能なのです。レヴァ本体がエンゲージ(敵モデルと交戦状態)でない時に限られますが同時にあちこちの戦局に参加できるのは便利です。
なお、トーテムのコープスキャンドルはいわば「歩くコープスマーカー」。味方の能力に対してまるでコープスマーカーであるかのように扱うことが可能です。こっそり敵クルーに忍びよってレヴァ様のパンチを食らわせてやりましょう。

REVENANTモデルは、周囲でモデルがキルされたり、モデルによってはダメージを与えるだけでヘルスが回復するスキルを持っていて継戦能力は高めです。
ミニオンのシールドベアラーは周囲にいる味方モデルが敵の攻撃アクションのターゲットになった時、カードを1枚捨てることでその攻撃を引きつけることができます。アーマー+1にハードトゥキルを持っており、自前のアクションでShieldedをつけることも可能なので比較的攻撃を受けやすいです。回復がうまく回るよう、クルー内の被ダメージをうまくコントロールできるとグッドです。

レヴァたちは安定感のあるタイプ。割愛していますが攻撃力も並程度にはあります。敵もしくは味方のキルをきっかけにパイロマーカーを生み出し、そこからレヴァ様の愛を感じながら戦います。安定感という言葉に惹かれてしまう、そんなあなたにおすすめのクルーです。



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