Malifaux3e マスター紹介/バース


コーネリアス バースはオクラホマの牧場で厳格な父の教えのもとに育ちました。
やがて父が亡くなり牧場を手放したバースはアメリカの開拓地へ放浪の旅に出ます。そこで彼は父の教えから弱者の守護者となり、また、愛を知り、ひとり娘・ベルナデットを手に入れます。妻に先立たれ、ひとりで娘を育てることは大変でした。彼は父のように娘に正義を教えますが、娘は過剰な正義感から過ちを犯してしまいます。バースは娘のため、自分たちのことを誰も知らない街・マリフォーへと向かいますが、すべてを知っていたギルドは彼らの受け入れの条件にギルドのために働くことを提示、バースはそれを受け入れました。

バースのキーワードは「FRONTIER」。新しいファクション「エクスプローラーズ ソサエティ(Explorer's Society)」とギルドのダブルファクションのマスターです。
エクスプローラーズソサエティはまだ2人しかマスターがおらず、いずれもダブルファクションです。今後マスターが追加されていくことが期待されています。

FRONTIERモデルの特徴としては、初期配置位置の拡張、ダストクラウドマーカーの生成、テレイン絡みのスキルが挙げられます。

まず、初期配置位置の拡張は「Home On The Range」スキルによるもので、初期配置時にこのスキルを持ったクルーの数=Xで、初期配置ゾーンがXインチ広がります。バースのコアボックスの6体(バース、ベルナデット、ジョナサン、フロンティアーズマン*3)は皆このスキルを持っているので、彼らが全員登板すると従来より6インチ前に配置が可能になります。ストラテジーによってはスタートダッシュでかなりの差が出てくるスキルです。

「ダストクラウドマーカー」は、ターン終了時まで残る、50mmサイズのConcealing(中にいるとメレー以外の攻撃をうける際、相手の判定にマイナス修正をつける)かつシビア(移動距離が半分になる)属性のマーカーです。「めっちゃ歩きにくい煙幕」みたいなイメージでしょうか。ティターニアのアンダーブラッシュマーカーと性能は同じですが、こちらはターン終了時に消えてしまうところに注意です。
バースたちの多くはボーナスアクションでこのマーカーを生成することができます。このマーカーは後述のテレイン関係のスキルで生かされます。

テレイン関係のスキルは「Favorable Terrain」。これを持つモデルはシビアテレインの影響を受けずに移動可能で、かつ、シビアテレインの中にいる時、およびインパッサブルテレイン(通り抜け不可のテレイン)の1インチ以内にいる時にCover状態(レンジ攻撃に対してDfが1上がり、被ダメージの際は相手の判定にマイナス修正をつける)を受けます。
先ほどのダストクラウドマーカーがまさしくそれで、自分たちで生成したマーカーの中に入ることでConcealment状態(レンジ攻撃判定にマイナス修正を与える)もつくため、敵のレンジ攻撃に対してかなり堅くなります。
また、インパッサブルテレイン1インチ以内のCover効果はテレインの影に隠れていなくても発生するので、ちょっと大胆な位置どりでも恩恵を受けることができます。



バースの攻撃アクションにもシビアテレインが関わるものがあります。
レンジ12のレンジ攻撃でConcealment無視の1/2/3ダメージとInjuredコンディション(ターン終了時までDfとWpをマイナス)を与え、対象がシビアテレインの中にいたならばシビアテレインの外に追い出します。
トリガー次第では効果がまるっと変わり、2/3/4でブラスト(周囲にダメージを与える爆炎)つき。さらに周囲の破壊可能なテレインを除去。
また別のトリガーでは、対象がテレイン内にいる場合、そのテレインをターン終了時までダメージゾーンに変える。
というものです。ちょっとややこしいですが、バース相手だと相手は迂闊にシビアテレインの中に逃げ込めないということです。


ヘンチマンのジョナサンはイケメンです。
まずモデルがすごくカッコいい。右パワーアーム&左武器アームでハゲでデブ。ほんとにカッコいい。そしてこんなナリして回復持ちなのがエラい。
メレー攻撃は、Dfトリガー(防御側の反撃効果)無効のうえダメージが3/4/5。トリガー次第ではブラストも追加します。
レンジ12の「BRING IT」アクションは成功するとルアーのように相手を引き寄せます。そして相手にメレー攻撃をさせますがこの時にトリガーは無効で被ダメージにはマイナス修正をつけます。ジョナサンはハードトゥキル(食いしばり)とヘルス半分以下の時にアーマー+1状態になるため攻撃は受けやすいです。また、トリガーでこの続きがあり、LoSの通っている味方モデルで相手をレンジ攻撃することが可能です。

トーテムのベルナデットにもジョナサンと同じBRING ITアクションがあります。ベルナデットの場合、ハードトゥキルこそありますがヘルスが4なので決死の覚悟で打つことになります。ジョナサンとはトリガーが違っていて、こちらはベルナデット自身がプラス修正つきでメレー攻撃を行います。ダメージは1/3/4なのでウィークダメージが出ないようお祈りしましょう。
なお、ベルナデットはトーテムにありがちなインタラクトアクションの制限がないのと、ダストクラウドマーカーを生成した際に4インチプッシュが出来るのでかなりやれる子です。大切に活用したいところです。

スキームマーカー関連ではバースのボーナスアクションがあります。
4インチ以内のスキームマーカーを全て取り除いて、取り除いたぶんの枚数、捨て札の上からカードを回収します。捨て札回収は面白い効果なので上手く活用したいところ。
別途、スキームマーカーを撒くのが得意なモデルも採用したいですね。

バースたちは比較的扱いやすいクルーだと思います。最初だけとはいえ初期配置で前に出れるのはストラテジー&スキームによってはかなりのアドバンテージがあります。ゲーム中もテレインをより防御的に使えるのは地味に効いてくるはずです。初心者や阪神ファンに是非おすすめしたいマスターです。



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